「オンライン」はもはや必殺アイテムではありません
ZOOMの手順動画をメインにアップするようになって、約2ヶ月が経ちますが、日に日にモヤモヤが増しています。
というのも、「これだけでホントにいいのか?」という気持ちがどんどん強くなっていくからなんです。
私は普段、講師、コンサルタントの方のコンテンツを形にする仕事をしています。
ホームページやランディングページはもちろん、セミナー撮影したものを視聴サイトで閲覧できる形に編集したり、オンライン講座用の動画を制作したり、顧客獲得や売上アップのための制作をしているわけなんですが、それは集客用ともなると、それなりのクォリティーが求められます。
(ぶっちゃけ、私のYouTubeチャンネルの動画のレベルではありません。)
制作事例はこちらからご覧いただけます。
そう、すでにオンライン集客、オンライン講座を従来から行っている方々は、それ相応のクオリティーを、自分自身、またはチーム、パートナー、外注という形で、すでに保持しているということなんです。
「オンライン対応した」というだけでは、必殺技を得たとは言えない、遅ればせながらやっとスタート地点に立ったという状態です。
オンラインとオフラインの住み分けができなくなった
「先生」と一言で言っても、これまでは、オンラインとオフラインで住み分けができていました。
リアルの学校や塾の先生は、ほとんどパソコンを触ったことがなくても、IT苦手でも、授業は成り立っていたし困らなかったと思います。
こちらがオフラインの世界ですね。
その間も、オンラインの世界では、日々オンラインセミナーや動画講座が提供され、技術やノウハウも蓄積され、そういった技術者と組んでビジネスを大きくしていく人が増えてきていました。
ですが、このコロナ騒動で、一気にオンラインとオフラインの世界がごっちゃになってしまったのです。
私個人的には、オンライン、オフラインそれぞれの常識がぶつかり合っているのを目の当たりにしている感覚でした。
ぶっちゃけて言うと、私がZOOMの動画をアップしていると言うと、オンラインでビジネスをしている友人からは、「ZOOMを人に教わらないとできないとか意味わからん」と言われたりしました。
私は、まだまだそういう方がたくさんいらっしゃることを知っているので、この活動は続けていこうと思っています。
でも
オンライン授業の現状を知ろう
今、あなたが必死でZOOMを使いこなそうとして、情報収集している間にも、従来からオンライン授業を行っている業者は、いつも通りの営業を続けています。
オンライン授業でパッと浮かぶのはスタディサプリでしょうか。
ZOOMのホストをされている方は、一度サンプル動画だけでも見てみてください。
ライブの授業ではありませんが、動画の出来だけ見ても、クォリティーが高いですよね。
そんな土俵にあなたは乗ったのです。
それを知っていただきたいと思って、今日はこれを書いています。
ただ、「オンライン」対応しただけでは、クォリティーの面でこの土俵で勝負はできません。
「じゃあもうスタディサプリでええやん」ってなってしまいます。
「良いこと言っている」「貴重な情報を教えている」というだけでは、視聴者はついてこないのです。
むしろ、せっかくいい情報でも、発信の仕方でその価値が下がってしまう、見る価値さえないと思われてしまうことだってあります。
学校の先生こそ、職を失うことはないかもしれませんが、その他サービスの場合、こなれたところへお客が流れていくことは避けられないのではないかと思ってしまいます。
もうこれはYouTubeの世界も同じなので、書いている本人も自分自身で「お前もな」と思いながら書いています。
「オンライン」から一歩も二歩も抜きん出よう!
別に私は、脅かしたりあおったりするつもりはありません。
私が日々アップしている動画が、空回りに終わりたくないから書いているだけなんです。
「オンライン授業ができるようになる」という目標で終わらないでほしいと思っています。
ZOOMの機能が色々使えるようになるということで満足しないでほしいと思っています。
- 画面の向こうの人に、あなたはどんな風に映っていますか?
- 話は聞いてもらえていますか?
- 「このレッスンまた受けたい」と思ってもらえていますか?
機材やアプリが使える、画面共有ができる、画面にきれいにバランスよく映ることができるということは最低限のこととして、それから一歩も二歩も工夫していただけたらと思います。
ライブ授業が難しければ動画講座を考えてもいいのではと思います。
実際、私の周りには、動画講座を持って、質問への対応だけ個別ZOOMという方が多くいらっしゃいます。
まずは、巷に既にあるオンライン講座を研究しましょう。
そして、「そこよりあなたのほうがいい」と言われる何かで差別化していきましょう。
引き続き応援していきますので、一緒に頑張りましょう!