気になるサイトの分析を間違えないために

2018年7月22日(日)15:02

相手がすごくて負けそう

先日、とあるホームページの相談を受けたのですが、「同業のサイトがよくできていて、ホームページから申し込みがあるようなので、あんなふうにしたい。どこをどう改善したらいいか?」とのことでした。

「よさそう」の根拠はというと

  • ヘッダーの画像のインパクトがある
  • デザインがよい
  • 定期的に更新しているので検索されやすいようだ

 

ということだそうです。

早速、診断させていただきました。

一般の方と制作者、サイト診断の目の付け所のちがい

ご相談者様の承諾をいただいて、特定できない形で内容をシェアさせていただきます。

ご相談者様のサイトをサイトA、ご相談者様の競合サイトをサイトBとします。

サイトAの診断

サイトトップの「入会案内」ボタンからいきなり申し込みフォーム

「入会案内」という言葉で開いたページが申し込みフォームだと、びっくりします。
案内を見たい、詳細を知りたいと思っていて、まだ入会したいという気持ちになっていません

ヘッダー画像が「無料で参加できます」のバナー

その催しの価値がわからないのに、「無料」と言われてもお得感がありません
何をするどんな催しで、どんなステキなことが得られるのかをまず知ってもらう必要があります。

バナーをクリックすると外部の無料ブログに飛ぶのですが、昨年から更新されておらず、イメージダウンになります。
また、お申込みフォームを置いているサイトから外部のブログへ飛ばすのは良い導線とは言えません。
ブログからホームページへのリンクもありません。

ブログの記事の文字がびっしりで、読みづらく、ここで訪問者さんが逃げてしまう可能性があります。

団体の歴史が綴られているだけの紹介ページ

文字が多すぎて読む気が減退します。
この団体の歴史を知りたいと思うまでの動機付け、導線が必要です。
「知っていただく」というのは、歴史や権威をアピールするというより、訪問者が得られるメリットを知っていただく、「ここと関わると、いいことありそう(ワクワク)」と思ってもらうのが第一優先です。

「入会」と「セミナー参加」の違いがわからない

「セミナーが無料」なのはわかるけれど、その後の流れがわかりません。
入会するとはどういうことなのか、セミナーだけの参加との違い、会員のメリット、入会金、入会までの手順などの明記がありません。
無料セミナーに参加したら、会費の高い会への入会を強要されるのではないかという不安感がわいてきます。

埋め込まれているカレンダーが見にくい

セミナースケジュールのカレンダーが埋め込まれていますが、日程に登壇者の氏名のみで、どんなセミナーかわからないため、内輪のためだけのカレンダーになっています。
どんなセミナーでどんなお話が聞けるのかという情報が、どこにも記載されていません。

サイトBの診断

インパクトのある楽しいヘッダー

ヘッダー画像のインパクトがあり、これまでの堅苦しいイメージが払拭されています。

ヘッダー下の表示が遅い

おしゃれでカッコよく見えるパララックス(アニメーション)を使っているのですが、表示が遅く、スクロールしないとしばらく画面が真っ白で、不具合なのかな?と思わせる可能性があります。
パララックスは年輩の男性には不評です。)

トップページに表示しているコンテンツが弱い

これがトップページ!?と思うようなコンテンツで、知らない人が次を見るかな!?と少し疑問です。
見出しの文字の大きさの使い方がおかしい。(詳しい説明は割愛します)

ページの下に次への導線ができている

各ページを読み終えると、次に見てほしいページへのボタンがわかりやすく表示されていて、一通り見て最後に申し込みボタンという流れになっています。
途中で申し込みしたくなった時も、最後まで見ないと申し込めない感じではあります。

トップから次に誘導されたページに詳細が記載されている

まず、どんなセミナーなのか、何時からどんなことがあるのかや、メリットが書いてあり、「行ったら何が起こるのか何されるのかという不安解消」にはなりそうですが、他の似たようなセミナーとの差別化がされていないので、わざわざ行く動機としては弱い気がします。

セミナー内容がわかりやすい

チラシのPDFをアップしているだけですが、日程と内容、登壇者の顔写真が載っているので、わかりやすいです。SEO的には文字でないので効果はありません

部外者には意味不明な動画

内輪の会員には価値のある内容かもしれませんが、部外者にとっては価値がわからない動画チャンネルがリンクされています。
逆に不安を誘わないかと心配です。会員のみパスワードロックしたページのほうがいいような気がします。

サイトの更新はされていない

ご相談者様が「定期的に更新されている」と思っていた部分は、外部の無料ブログでした。
定期的に更新はされていますが、「いいね!」が5以下ですし、サイトのSEOには貢献していない様子。

代表挨拶や会員紹介ページが未完成

そもそも代表挨拶のスペースがないのと、会員紹介ページが、まだできていないようです。団体の概要ページもないので、よくよく見ると信頼性が薄いかもしれません。

レスポンシブデザインでない

ご相談者様が「デザインがいい」とおっしゃっていたサイトですが、サイトBはレスポンシブではありませんでした。レスポンシブとは、スマホやタブレットでも見やすいように、見る端末で表示が変わるデザインのことです。Googleのサイト評価の基準で、とても大切な部分です。

検索順位はサイトAとあまり変わらない

実際に、あるビッグキーワードで検索順位を調べてみましたが、サイトAとほぼ変わりませんでした。ただ、サイトBの団体の外部の無料ブログがAとBの間にあり、ご相談者様の団体よりは若干有利かも…という程度でした。
サイトAとサイトBの親分のサイトがビッグキーワードで検索結果1ページ目を独占しています。

ホームページを見て申し込んだ人って誰?

ご相談者様がおっしゃるには、「サイトBの団体はホームページを見て申し込みが数件あったらしい」とのことでしたが、上記に記載した内容を踏まえると、まったくその団体のことを知らずに検索で辿り着いて申し込んだというよりは、あらかじめ団体のことを知っていた人が、近くの団体を検索して申し込んだということなのではないかと思われます。
全くの新規でこのサイトを訪れて申し込んだ方は、かなりのチャレンジャーではないかな。

結論、サイトBはそんなにすごいのか?

「サイトから申し込みがあった」といっても、経緯はさまざまです。
一般の方から見るのと、私から見るのとではこんなに違いがあります。

結論からすると、サイトBは参考にするべき点は導線と見やすさ。ですが、それ以外はまだまだ改善の余地がたくさんあり、「あんなサイトにしたい」とお手本にするほどではなかったということになります。

サイトAのほうはレスポンシブになっているので、その面ではサイトBより良いとさえ言えます。

サイトAの改善点は?

詳細はご依頼者様に直接お知らせしましたので、ここでは簡単に書きますが、

  • ブログ機能付きのホームページをWordPressで作る
    (外部の無料ブログがほとんど見られていない&更新されていない)
  • 団体名ではなく、会員以外のターゲットの人が検索する普通のキーワードを狙う
  • 導線を見直す
  • 参加するメリットをワクワク感満載で表現
  • 会員さんの参加前と参加後の変わりようをアピール
  • セミナー情報をわかりやすく
  • 入会についての情報をわかりやすく

といったところでしょうか。

何かの参考になれば幸いです。

 

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